■STORY INTRODUCTION


 「わたしは、ここに住む座敷童だからな」

 2月の雪国。
 「鉢形宏丈」は、旧校舎で迷子の座敷童の少女に出会う。

 「兄に会いたい」という座敷童――「ゆい」

 ゆいの面倒をみることになった「宏丈」
 秘かに抱く想いから、「宏丈」の助けになろうとする先輩「板橋玲花」

 3人が雪舞うの学園で過ごしていくこと。
 それが始まりだった。

 素直でまっすぐな「ゆい」
 人の生活を体験していく中で生まれる、新しい感情。

 何でもクールにこなしながら、伝えられない想いを抱える「玲花」

 それぞれの想い。向かう場所はどこなのか?

 雪の一番多い季節で。

 心をコトノハとして届けるために。

 物語はしんしんと動き出す――。


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